俳優・伊勢谷友介、新宿駅で発生した焼身自殺騒動に対するネット書き込みに怒り [社会]
NHKドラマ『白洲次郎』(2009年)で主演を務めるなど俳優として知られ、また「人類が地球に生き残るためにはどうするべきか?」と言う命題のもと、クリエイティブな視点から社会活動に積極的な取組みを行うなど実業家・美術家としての顔を持つ伊勢谷友介が先日、新宿駅で発生した焼身自殺未遂事件に対するネットに書き込みに苦言を呈し、波紋を呼んでいます。
6月29日に新宿駅南口付近の歩道橋上で起きた「集団的自衛権の行使容認」に反対する演説を行っていた男性による焼身自殺未遂騒動は日曜日の日中、デパートなどが集まる繁華街で発生し一時は周辺に三百人近い人々が集まり騒然としたことから、インターネット上には男性の行動を「迷惑だ」などと非難する書き込みが投稿されていました。
伊勢谷友介はこうしたインターネット上の書き込みに対し、自身のfacebookに「『名無し』の人間が、焼身自殺と言う命をかけた行動を、頭ごなしに迷惑だとか、狂人扱いし、卑下することは許せない」とコメントを投稿しています。
伊勢谷はコメント内で「命の使い方をどうするかは、意志のある人間が持てる大切な自由だ。それも社会の一大事に、命を賭して、その問題提起や変革のための切っ掛けを創るなら、なおのこと然りと言うべきだ」と論を展開し、「集団的自衛権の行使容認」に反対し焼身自殺を試みた男性の行動に一定の理解を示しています。
政治的なメッセージを世に伝えるための手段として”焼身自殺未遂”という行為が相応しいか否か、という点については大いに議論が必要でしょう。
しかし、伊勢谷友介がfacebookで指摘している通り、そうした行為が”命をかけた”強いメッセージ性を伴うものである限り、それらを”頭ごなしに否定する”ことはするべきではないのかもしれません。
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